鳥インフルエンザに抗う

　　　　　　　　鳥の飼料にオリーブの葉

インフルエンザはウィルスに感染すると発症する。風邪の一つだが重篤化して命を落とすこともある。そのうえ、遺伝子の変異により新たなウィルスとなり、人類に対して甚大なパンデミックを引き起こすこともある。このインフルエンザの元来の宿主は、野生の水鳥だと考えられている。これらは本来、水鳥自体に病気を発症することはなく、人への感染も起こりにくい。しかしながら、感染した宿主の中で増殖するウィルスの遺伝子の変化により人間に感染し脅威となるウィルスが生まれることがある。よくある鶏舎で発生する鳥インフルエンザのような、畜産の過程においての人獣共通感染症についての予防は、常に殺処分である。食の安全を確保するために、多くの経済的損害を軽減するためにも、普段から鳥インフルエンザの予防措置を講じることが重要である。植物由来物質による感染症の予防・治療に関する研究では、オリーブ油来のヒドロキシチソロール（オーレユーロペン）に、抗インフルエンザ活性があるとされている。