アゼルバイジャンは、カスピ海西岸のコーカサス地方に位置し、石油・天然ガスなどの豊富な天然資源を産出する国であり、ヨーロッパとアジアの境界に位置しています。
この国は、紀元前からシルクロードの中継地として多様な民族が行き交い、多文化が融合した独特な文化が形成されております。
また、アゼルバイジャンは、地中から天然ガスが噴き出し自然発火する場所が多いことから「火の国」と称され、古代よりゾロアスター教(拝火教)の聖地として信仰されてきた歴史を持つ国でもあります。
1990年代にアゼルバイジャンとアルメニアとの紛争で多くの難民が発生した際、日本が避難民のために学校、病院、トイレ等の施設建設を早期に支援して国民に提供したことが、深く感謝されています。
その上、日本のODA(政府開発援助)は見返りを求めない誠実な支援として、政府およびアゼルバイジャンの国内メディアで高く評価されています。
石油・天然ガス資源の多いアゼルバイジャンに対し、日本が積極的にインフラに対する技術・経済支援を行っているものです。
歴史的には、明治38年(1905年)の9月、アジアの小国日本が日露戦争に勝利した事です。この日本の勝利は、当時ロシア帝国の支配下にあったアゼルバイジャンを含む多くのイスラム教徒にとって、精神的な独立の象徴として大きな共感とリスペクトの念をもって受け止められました。
加えて、さかのぼる1890年に和歌山沖で台風により難破したトルコ船の乗組員を地元漁師達が不眠不休で救助した「エルトゥール号事件」の歴史についての伝説が兄弟国トルコによりアゼルバイジャンの人々に周知の情報として伝わり、そのこともアゼルバイジャンの人々が世界で最も親日となった由縁なのです。
文化的にアゼルバイジャンと日本は、国民性の上で、敵対する相手にも寛容な姿勢や、困っている人を助ける精神性が似ているとされています。
そして、アニメなどを通じて日本文化に親しむアゼルバイジャンの若者が増えていることも親日行動の現れといえるのでしょう。
日本人に対するアゼルバイジャンへの親日ぶりは、入国ビザが、世界で唯一無料発給されていることでも、顕著にあらわれています。
アゼルバイジャンの人々が日本人に対して友好的な態度で接することが多い事も自然な事柄でしょう。